女性に人気の「ピンクエピドート」でピアスを作ってみました。
いつも通りに鉱物解説です!(興味の無い方は罫線まで飛ばしてください)
ピンクエピドートとは「エピドート」の一種にあたります。
エピドートは、和名を「緑簾石(りょくれんせき)」と言い、1801年に発見された比較的新しい鉱物で、名前の通り本来は緑色をしています。
エピドート自体は緑色以外にも黄色、黒色など様々で、その中でも可愛らしいピンク色を発するものを「ピンクエピドート」といいます。
ピンクエピドートがピンク色を発する理由は「インカローズ」や「ロードナイト」と同じくマンガンを含んでいるためで、正式な鉱物名称を「マンガノエピドート・シスト」と言います。
ピンクエピドートをじっくり見てみると、全体的には透明・半透明の石の中に、ダークピンクの内包物を含んでいるような状態だとわかります。
これは厳密にはクォーツ(石英)の中にエピドート(緑簾石)を含んだ状態だからです。
そのためピンクエピドート・イン・クォーツとも呼ばれています。
モスコバイト、サンストーンなどとよく似た色合い・雰囲気を持っているため、ピンクエピドートを含めたこれら3種の石が「ストロベリークォーツ」という名称で販売されているケースがあるそうです。
ピンクエピドートがアフリカから産出され、ストロベリーのような容姿を持つ為、「アフリカンストロベリークォーツ」という名称で販売されることも。
しかし本来ストロベリークォーツと呼ばれるものは「ゲーサイト」もしくは「レピドクロサイト」を含んだクォーツ(石英)とされていますので、前述の3種はいずれもストロベリークォーツとは言えないでしょう。
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こちらの作品に使用した石はクオーツの中に赤いエピドートが内包され、赤ピンク系の石になっています。
表面はつるつると研磨されていて、石の内部を良く見ることができます。
天然石なので、傷やヒビがあります。
それも味として楽しめるかと思いますが、気になる方や神経質な方はご遠慮ください。
同じ形や色は一つとして無い、個性的な石たちの表情をお楽しみ下さい。
購入されますと、写真の品物をお送り致します。
よくご確認の上カートにお入れください。
UVレジンで石とピアスの台座を接着してあります。
アレルギー体質の方はご注意下さい。
素材
本体:ピンクエピドート(タンザニア産)
ピアス:樹脂
キャッチ:シリコン
サイズ
本体:約11㎜×9㎜
ピアス:約12㎜
素材が天然石故に、一点物の商品です。
似たものは作れても、全く同じ物はお作りできません。
ご了承ください。
材料にUVレジン、接着剤を使用しております。
アレルギー体質の方はご注意下さい。
離島からの発送になりますので、到着まで時間がかかります。
天候に左右されることもありますので、お急ぎの方はご遠慮ください。