スポードは1770年ジョサイア・スポードによって創業され焼き物の町として知られるストーク=オン=トレントに開設した陶器工場が始まりです。1784年に初代スポードは銅版転写技術による下絵付け技法を開発しました。1847年、W. T. コープランドが、正式にオーナーとなり、1867年、W. T. コープランドの4人の息子が受け継いでいます。現在はロイヤルウースタースポードの所有するブランドのひとつとなっています。
こちらはメイフラワーというパターンでバックスタンプにはコープランドとスポードの両方が入っています。製造は1929年から始まり、その後2回程再販されましたが、これは初期のもので、もうすぐ100年になるアンティークです。
初代スポードが開発した銅版転写でライラックカラーの花模様が上品で、縁の波打ったようなデザイン、ハンドルのあしらいも凝っていています。中央の赤い花模様とめしべのオレンジ、葉のグリーンは手彩色で丁寧に塗られており、紫の中に上品なアクセントと深みを与えています。銅板転写は単色が殆どだと思います。このように多色使いは珍しく、日本では中々出逢えないお品だと思います。この機会にいかがでしょうか?
製造は古いですが、余り使用感が無く艶々としていて綺麗な状態でキャビネット保管だったようです。保管におけるスレでプレート中央に短い小キズが数本ございます。ソーサーは問題ありません。
写真10:カップハンドルに僅かな茶色の着色があります。経年による色の変化のようです。個人的には気にならない程度と思っておりますが、細かな事が気になる方はお控え下さい。他、3点ともに貫入はありません(検品しておりますが、もし見落としありましたら、申し訳ありません)
他、製造由来の黒ポツ、色ムラ、インク移り、ペイントロス、生地の気泡などの経年の特徴がございます。アンティーク・ヴィンテージに理解のある方のみにご検討をお願い致します。お品のクオリティ等に完璧をお求めの方、神経質な方は購入お控え下さい。
こちらは現存するのみの希少品です。お値引きについては同梱送料分以外はご遠慮頂きますようお願い致します。お値引きオファーには返答控えさせて頂きます。ご了承下さい。
*カップ
直径9.5cm
高さ5.5cm
*ソーサー
直径15.3cm
高さ2.5cm
*プレート
直径20cm
高さ2.5