日本の輸送機コレクション 8.YS-11P 航空自衛隊 第403飛行隊 1/300 F-toys エフトイズ 空自 JASDF YS11 人員輸送機

  商品はＦ－ｔｏｙｓ（エフトイズ・コンフェクト）から２０１５年に発売された『1/144,1/300,1/500 scale model Japanese transport aircraft collection 日本の輸送機コレクション』から『８．ＹＳ－１１ 航空自衛隊』になります。

  外箱開封済み、ブリスター未開封の新品になります。リーフレットもあります。


  この模型のＹＳ－１１Ｐは、航空自衛隊の人員輸送機です。主翼内部が一式陸攻と同じインテグラルタンク（主翼そのものが燃料タンク）になってます。燃料をたくさん積めるので、ＹＳ－１１シリーズの中でも長距離型になります。
  ＹＳ－１１Ｐは、全部で４機採用されました（内、１機は飛行点検機に改造され、２０１５年に１５３号機が退役、２０１７年に１５２号機が退役したので、全機退役済みになりました）。

  付属のデカールで、
    １５２号機（１１５２）
    １５３号機（１１５３）
    １５８号機（１１５８）
       のどれかにできます。

  １５２号機は、Ｐ型の中でもＶＩＰ仕様（テーブルとソファーのラウンジがある）になってるそうです。
  １５２号機は、５２年間の飛行を終え、２０１７年の５月２９日に引退しました。現在、『あいち航空ミュージアム』に展示されてます。

  １５３号機もＶＩＰ仕様です。本来１５１号機と１５２号機がＶＩＰ仕様だったのですが、１５１号機が飛行点検機のＹＳ－１１ＦＣに改造されたので、代わりに１５３号機がＶＩＰ仕様に改造されました。１５３号機は２０１５年に退役してます。
  １５８号機は、最初、貨物輸送型のＹＳ－１１Ｃとして導入されたのですが、空自の輸送機としてＣ－１３０ハーキュリーズが導入されたので、１９８９年にＰ型に改造されました。
 １５８号機は２０１８年の９月にラストフライトを終え、退役してます。現在、美保基地に展示されてます。

  名機の翼コレクションの時と同じラインナップですが、色が鮮やかになってます。金型とかは同じっぽいです。

  航空自衛隊のＹＳ－１１は、Ｃ型のエンジンを換装し、電子戦機に大改造したＹＳ－１１ＥＡ（電子戦訓練機）とＹＳ－１１ＥＢ（電子情報収集機）が、まだ生き残ってます。１９７０年製造の機体が、未だに現役なので５０歳を超えてます。ちょっと凄い。

◆趣味のＹＳ－１１
  第２次世界大戦で敗北した日本は、ＧＨＱから航空禁止令が出され、日本製の全ての航空機の破壊、航空機メーカーが解体されました。

  この為、戦後の日本の航空会社が使用する飛行機は、米国製か英国製でした。
  戦前、最高レベルの航空戦力を持ってた日本としては屈辱の極み。
  メイド・イン・ジャパンの旅客機が切望されました。

  そんな中、零戦などを設計した三菱の堀越次郎技師（風立ちぬ）、隼を設計した中島の太田稔技師、紫電改を設計した川西の菊原静男、飛燕を設計した川崎重工の土井武夫ら、戦時中のトップレベルの技術者が集まり、開発されたのが名機ＹＳ－１１になります。

  短い滑走路でも運用可能な旅客機として設計され、日本国内はもとより、外国にもたくさん輸出された名機になります。

  上で書いたＹＳ－１１の設計技師達、元々戦闘機とかを設計してた人達なので、軍用機の設計が専門だったのです。
  ので、ＹＳ－１１も旅客機というより頑丈で、軍用輸送機としての性格が強かった為、軍用機として使うにはうってつけだったのです。

  フライトチェッカーのＹＳ－１１ＦＣも退役したので、ＹＳ－１１もこれで終わりかと思われたのですが、１９７０年に製造された輸送機型のＹＳ－１１ＣのエンジンをＰ－２Ｊのエンジンに換装（Ｐ－２Ｊのエンジンを再利用）。９００馬力以上のパワーアップを果たし、機体の各部にレドームを設置。電子戦に特化させたＹＳ－１１ＥＡ／ＥＢとして、まだ現役であり続けてます。

  Ｆ－ｔｏｙｓ製なので、出来も素晴らしく、塗装がとても細かく鮮やかです。
  塗装は翼と機体の下半分が銀色、窓の所にブルーのラインが走り、機体の上面は白で塗装されてます。

  全長：約９ｃｍ

  組立は、タイヤの取り付けのみです。
  タイヤは部品の差し替えで飛行状態と着陸状態のどちらかを再現できます。

  台座付き。

  写真の１枚目は、箱と中身全て。
  写真の２枚目は、完成見本。
  写真の３枚目は、ブリスターの上から。

  写真の４枚目は、ブリスターの裏から。

  写真の５枚目は、デカール。

  写真の６枚目は、リーフレット。

◆発送に関して。