『スーパーの女(スーパーのおんな)』は、1996年の日本映画。伊丹十三による脚本・監督作品。
スーパー大好き主婦が幼馴染の経営するダメスーパーマーケットを立て直していくというサクセスストーリーである。 伊丹十三にとっては前二作(『大病人』『静かな生活』)が興行的に失敗に終わったため、「この映画では失敗が許されない」と覚悟をもって臨んだ作品であったが、結果的に大ヒットを記録した。第20回日本アカデミー賞優秀作品賞などを受賞。
◆あらすじ◆
おかっぱ頭のスーパーマーケット大好き主婦・井上花子は、スーパー「安売り大魔王」で小学校時代の幼馴染・小林五郎とバッタリ再会する。花子は「もう一つスーパーを見て欲しい」と五郎に言われ、ついて行った先のスーパー「正直屋」のダメぶりを五郎に愚痴るものの、迂闊にも五郎がその「正直屋」のオーナーだった。五郎は、「安売り大魔王」に業績で水をあけられた腹いせに、酒に酔った勢いで「正直屋」を日本一にする夢を花子に語った。
五郎は花子の主婦としての視点から「正直屋」の悪いところを直すべくスーパーに入社を勧め、一度断られるが、花子は「安売り大魔王」の傲慢な商売振りにカチンときて「正直屋」に入社し、「安売り大魔王」と闘う事になる。
◆出演◆
井上花子................ 宮本信子
小林五郎................ 津川雅彦
五郎の兄・一郎................ 金田龍之介
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